ビールらゔぁー

クラフトビールにはまった人が日々おすすめを綴るかんじです。バーで飲むと「うまい!」以外の全ての感想を忘れるので宅飲みレビュー中心です。クラフトビール以外も全然飲みます

エールタイプのコスパ最強発泡酒「麦とホップ<赤>」

beer-lover.hatenablog.com

前回に引き続き発泡酒w 麦とホップシリーズはコスパがいいので仕方ないね。

さて、限定醸造の<赤>ですね。

限定醸造なのがもったいない。
「エールです」と言われて出されれば「おおなるほど、なかなかうまいですね」といった感じにぐびぐび飲んでしまうパフォーマンスがあります。カラメル麦芽による色合いも綺麗ですね。ヨーロッパのインポートビールやクラフトビールが好きな方は常備しても良いのでは。

無論、本物に比べればコクなんかに物足りなさを感じなくもないわけですが、その分キレのあるスッキリとした味わいと仄かなカラメル風味は、エールタイプでありながらも料理やおつまみを選ばない飲み口です。「うまいビール」といって差し支えないレベルでしょう。
インポートでありがちな「輸入のすえ、お酒コーナーの片隅に長い時間放置されて腑抜けてしまった」ビールなんてこともなく、安定して飲めるのも良いところですね。

何よりも100円という安さ! 僕の大好きなパンクIPAを一缶買うお金でこいつを四缶買えてしまうわけで、こいつはえらいことです。プレモルがエールを出してましたが、あんな微妙なモンを買うならこっちのほうが良いでしょう。

ワイン好きが買うデイリーワインのように、毎日晩酌をしてしまうアル中候補ビール好きの貴方が美味しく飲めるコスパビールという感じで、冷蔵庫に一週間分なんかをまとめ買いしておきたい発泡酒ですね。なんせ六缶買っても600円と少しなんですから……
ここでお金を温存して、クラフトビールは状態管理された樽生を出してくれるバーで美味しく飲みましょう!!!

サッポロ 麦とホップ<赤> [ 350ml×24本 ]

サッポロ 麦とホップ<赤> [ 350ml×24本 ]

  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: 食品&飲料

アフリゲム ブロンド

アフリゲムの起源は、1074年に元騎士の修道士が建設した修道院にはじまるだとかなんとか。現在も造られているトラピスト、その他修道院のビールの中で最も古いビールだとか。

さて味わってみる。
注いだ瞬間から香りが立つタイプのビールではない。嗅ぐと酵母っぽい香り。

麦芽の香ばしさと甘い口当たり、後味に仄かにトロピカルな花のニュアンス。ベルギービールらしいビール。
宣伝にはナッツのまろやかさと書いてあったが、僕には見つけられなかった。

甘いだけではなく、高めのアルコール度数による切れ味と、後味のほどよい苦味がくっきりとした輪郭を作っている。

瓶内二次発酵させたビールで、底に酵母が沈殿しているため「BODY & SOUL」などといった飲み方をしても楽しめる。 上と下でかなり味わいが違うので、ゆっくり飲んで、味の変化を楽しむのをおすすめする。 ボディのクリアな味わいと、ソウルの濃密さ、一本で二度楽しめるビール。間違ってもジョッキに注いでガブガブ飲んだりはしないように(しないだろうけど)

この「ボディ&ソウル」の飲み方をするための、公式のビールグラスも存在しているらしい。大小二つのグラスがあり、それぞれにボディとソウルを注いで楽しむことができる。
日本だと、キリンの公式通販である「DRINX|KIRIN(キリン)公式オンラインショップ」が限定販売していたこともあるようだが……。
このグラスを手に入れれば、ヘーフェヴァイツェンなんかでも同じような楽しみ方ができるのだろうか?

一本で450円前後と、少々値段は張るが、一度は試してみても良いかもしれない。美味しかったが、常飲したいほどではなかったかな……

恵比寿麦酒祭り2015に参加して冬季限定の「ヱビス 冬のコク」を堪能してきた

恵比寿麦酒祭り

恵比寿のガーデンプレイスで行われているこちらのイベントですが、2015年度は9/18〜9/23までの開催となるようですね。

気になるビールのお値段ですが、樽生のエビスが一杯500円! で飲めます。その他、琥珀エビスやスタウトも550円くらいで飲めます。

料理のほうも、参加者が多いぶんどうしても作り置きというものになってしまいますが、そこそこのお値段でなかなか悪くない。おすすめは500円の塩キャベツと1900円のソーセージですね。
センター広場のほうは多少並ぶ必要があるので、お腹が減ってしまった方はピザもいいかもですね。

食事が若干割高なのを考慮に入れても、かなりのコスパですね。オクトーバーフェストの割高感たるや……。できれば毎日やっていて欲しいです(笑)
恵比寿ビール記念館の中に入れば毎日飲めますが(笑)

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ビールが苦手な人にもおすすめ。オールシーズン楽しめる ベルギービールの鉄板銘柄「ヒューガルデンホワイト」

下高井戸のビアバー AGLIOにて樽生で

筆者にしては珍しく「バーで飲んだ時の写真がちゃんと残っていたぜ回」になります。

一番有名なベルジャンスタイルのホワイトビールかもしれませんね!

ビールと言えば苦いというイメージが付きまとい、それが苦手な人も多いとおもいますが、ホワイトビールは一般的に苦味は抑えめです。
大麦麦芽に、小麦、コリアンダーやオレンジピールを添加した爽やかな芳香と、スパイシーな後味が特徴のビールです。慣れないと、この独特の香りに戸惑うこともあるかもしれませんが、飲んでるうちにどんどん癖になるのです。
なお構成する成分上、日本の酒税法では「発泡酒」と表記されますが、日本の酒税法は頭がおかしいので世界のビールを飲む際には無視するのがいいでしょう。ちゃんとした「ビール」です。

ピークは過ぎましたが、まだまだ暑いです。
普通のエールよりも少し冷やして、樽生で注いだものは瓶で飲むのとは別格です! いつもは瓶で飲んでたわけですが、やはり(特に海外のものは)瓶や缶だけで判断してはいけないなぁと再確認した次第です。お酒はだいたいそうですが、ビールは特に繊細な上に鮮度を要求されるのが難しいですね。

最近はイロモノのIPAが流行ってい(るようにみえます)て、そっちも飲んでいて楽しいのですが、こういった歴史あるスタンダードな名作の鉄板感は素敵ですね。

ちなみにAGLIOですが、内装も素敵で料理も美味しいですよ。駅近ですので、興味があったら是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。


ヒューガルデンホワイト [ ベルギー 330ml×24本 ]

ヒューガルデンホワイト [ ベルギー 330ml×24本 ]

  • 発売日: 2014/04/08
  • メディア: 食品&飲料

【新ジャンル】サッポロ ホワイトベルグ [ 350ml×24本 ]

【新ジャンル】サッポロ ホワイトベルグ [ 350ml×24本 ]

  • 発売日: 2014/05/13
  • メディア: 食品&飲料

コスパ最強発泡酒候補の一角「麦とホップ」限定醸造 The gold

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クラフトビールじゃないどころか、ビールですらないです。発泡酒です。
まぁ日本の酒税法はおかしいんで、多少はね?

僕は基本的に発泡酒は買わないんですが、この「麦とホップ」と「ホワイトベルグ」だけは別で時々買って飲みます。圧倒的なコスパだと思います。そして、どちらもSAPPOROですね。
個人的な意見として、日本の大手ビール会社の中で一番美味しいのはエビスだと信じているわけなんですが、そんなサッポロは発泡酒を作っても美味しいです。

夏季限定醸造のThe goldが出たということで、青い見た目に惹かれて購入しました。
この記事を書いたときは割とそこらへんでみたんですが、下書きで放置してたらあんまり見ないようになってしまいました……。が、どうせそのうちまた再販するだろうということで投下。

味の方ですが、コクのある青島といった感じ(なんでもかんでも青島で喩えてしまうのは良くないのでは)ですかね。
ボヘミアンなピルスナーほどの麦芽感や酵母の香りはしないんですが、ドライさを押し出した日本のビールと比べると甘みとコクが強いと感じます。ちゃんとホップの苦味もあります。

もちろん物足りない感じはしないでもないんですが、スーパーで買っても100円程度と、むしろジュースよりも安い値段でこの味ならば文句は出てきません。ちゃんと美味しいです。
まぁ流石に飲み屋でシラフの時に「サッポロだよ!」と言ってこれを出されたら気がつくとおもいますが、それでも正直どうやって酒税法をすり抜けているのか疑問に思うレベルですね。

普段は割高なクラフトビールを楽しんで、金欠の時は麦とホップ、あるいはホワイトベルグなどの発泡酒を探索してみる。僕はそういうスタイルでやってますですはい。
麦とホップはGoldやBlackも普通に美味しくてグーですね。


麦とホップシリーズに、さらなる刺客が現れましたね……
エールタイプの醸造をほどこした<赤>です。こちらも恐ろしいコスパです。

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しかしさっさとビールの酒税が改正になって、こういった不毛な企業努力が不要になるようになってほしいですねー……。


サッポロ 麦とホップThe gold 薫るコク 350ml×24本

サッポロ 麦とホップThe gold 薫るコク 350ml×24本

サッポロ ホワイトベルグ 350ml×24本

サッポロ ホワイトベルグ 350ml×24本

サントリーの「クラフトセレクト ペールエール」

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サントリーといえばシャバい水みたいなビールっていうイメージを持っている僕です。
特にイオンで限定販売してた「クラフトマンズビア」シリーズはひどくて、「お前らエール飲んだことあんの?」っていう感想を抱かざるを得な(偉そう)かった。

さて、このクラフトセレクトのペールエールはどうか。
グラスに注ぐとほのかーなエステルの香り。

強めの炭酸と喉越しの良さが特徴だろうか。
逆に、炭酸が強すぎて香りとコクを楽しむのを邪魔していると感じた。ラガー的な、夏場にゴクゴク飲むような飲み方だとこれくらいが良いのかもしれないが、香りがたつように多少ぬるめを良いとする人が多いペールエールの特徴とバッティングしていてどうなんだろう?

パッケージのチャートでは香りが高いということになっているが、個人的には物足りなさを感じた。表記上、苦味も強いことになっているが全くもって物足りない。

とはいえイオンとコラボしていたクラフトマンズビアと比べれば格段の進歩を遂げていて、ホップの香りもちゃんと感じることができる。が、麦芽感は物足りない。水っぽい、シャバい、というサントリーのビールの特徴そのまま。
「やっぱりエールと言えば」なエステルの香りも薄く、コクも物足りない。「青島ビール」をちょっと濃くしたビール、といった感じである。

別にまずいわけではなく、少なくとも僕はプレモルよりはこっちの方が好きだ。
ただなんとなく中途半端感が否めず、例えば同じ額を出すならば普通に「バス ペールエール」を買っちゃうなーとか、夏の食事に合わせたピルスナーが飲みたければエビス買うよなーというような感じで、どうにも居場所がないというような感想を得た。

最近の若い人を中心にしたビールブームの中心近くではIPAの存在感がかなり強いと感じているが、そんな中でわざわざこんなペールエールをクラフトセレクト*1というシリーズで出してしまうのは……うーん。


今回のレビューは多分に僕の個人的な好き嫌いや考えが混じっている。また、途中でチーズを食べ始めてしまったのも影響しているかもしれない(ビールの水っぽさだけが強調されてが全く合わなかった)。というか、僕はプレモルが嫌いなのだ。
なので、逆にプレモルが好きで「エールに挑戦したいなー」と考えているような人の場合、このビールは入門にちょうどいいのではなかろうか。スーパーなら200円で買えるし。


バス ペールエール 355ml瓶×24本

バス ペールエール 355ml瓶×24本

*1:そもそも職人じゃねーじゃんかよ

ニューヨークっ子、心のふるさと「ブルックリンラガー」

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一番左のビンがそれです。他二つは別の機会にレビュー。
都合でデンマークに来ているのですが、日本では見たことがないバリエーションの「カールスバーグ」が沢山あったり、その他名前も知らないローカルのビールがあったり、ついでにインポートビールも沢山あったりとヨーロッパ感を感じてます。
IPAもふつーに置いてあって大変に羨ましいです。「日本にもビールブームが来つつある」と言われてはいるものの、まだまだラガー以外は浸透してないなーと実感したりしなかったり。


さて、ブルックリンラガーですが名前は知ってたけど飲んだことはありませんでした。
わざわざデンマークまで来てニューヨークのビールを飲むのもどうかとおもったのだけれども、15KR(1クローネで18円くらい)というお値段で売っていたので思わず購入。日本だと安くても350円、パブで頼めば1000円近くになってしまうので大変お買い得。しかし物価のクソ高いデンマークにくると、日本の酒税がどれだけ異常なのかを痛感しますね……

さて肝心のお味。
ラベルがかっこいいという以外の予備知識はゼロ。メジャーどころなアメリカのラガーなので、ハイネケンのようなシャバいビールかとおもいきや、大変濃厚。*1

あいにくグラスがなく、瓶のままなのでわかりにくいとおもうがビールの色は濃い琥珀色です。
一口飲んで最初に感じるのはしっかりとした苦味、モルトのコク。ついで感じるのがカスケードホップ特有の柑橘のようなアロマ。後味にほどよい麦汁の甘みを感じる。炭酸は弱めですが、強めのホップと少しだけ高めのアルコール度数が後味をひきしめています。

ラガーといいつつも、10℃くらいの温度で飲むのが香りも立って良いのではないでしょうか。

これ好き! 瓶もおしゃれでとっておきたくなってしまう。
苦味やコクが強いですが、ゆえにビール好きが好む味わいだとおもいます。

日本ですと、有名なところではよなよなエールなんかがカスケードホップをふんだんに使って醸造していますが、ブルックリンラガーも系統としては似てますので、よなよなのビールが好きな人にはオススメできるビールですね。
ラガービールというよりも、ペールエールなんかが好きな人にオススメ……というか「ブルックリンラガー」ってもしかしてただの商品名でこれはエールだったりするんでしょうか。いかんせんデンマーク語が読めないので、後の機会に確認したいところですね。

Amazonでも24本で買うと一本あたり350円くらいなので悪くないです(1本で買うと400円 + 送料で1000円くらいぼったくられる……)ね。酒屋ではあんまり見かけたことがないので、どっちが安いのかはわかりません。

ブルックリンラガー 355ml×24本

ブルックリンラガー 355ml×24本

*1:歴史的経緯から、ドイツビールの伝統を継いだ醸造をしているようです