一般流通を強化しはじめたのかな? 常陸野ネストビール
最近、普通の酒屋やスーパーで常陸野ネストビールをみかけることが増えてきました。
ついせんだっても、僕が時々行くVector Beer Factoryでコラボレーションイベントをやっていましたし、盛り上がっているのかもしれません。
なお筆者はヴァイツェンが微妙に苦手なもよう
前書きとして、筆者はヴァイツェンがあまり好きではありません。なので評価に対して何かしらのバイアスがかかっている可能性があります。
評価
ヴァイツェンとは、小麦麦芽を原料としたビールのことです。しばしば、酵母の濁り(白濁)を残して作るためにヴァイス(白)ビールとも言われます。
ヴァイツェンとホワイトエールの違いは、後者がベルギー原産でコリアンダーやオレンジピールなどのスパイスを加えるところにあります。
さて、常陸野ネストのヴァイツェンですが、正直なところ……うーんという感じでしょうか。
ヴァイツェンと言えば、よく言われるのは「バナナのような」などと言われるエステル臭が特徴ですが、この個体ではそれがあまり感じられません。
とはいえ、あのエステル臭が苦手な僕とすれば逆に飲みやすくもあり、同時に物足りなくもあります。
口当たりは甘くまろやかです。むしろ記憶にあるよりも甘い。しかしあの独特の香りが弱い……
基本的にはすごく美味しいビールです。しかし(当たり前ですが)やはりちゃんとしたお店でタップから注いで飲んだ時の味わいを期待してはいけない。
ビールは繊細なので、流通過程、あるいは店頭に並ぶまでの扱い次第で簡単に劣化してしまいます。今回僕が飲んだ個体がそういった物だった可能性は多いにあります。
が、同時に安定した品質で流通させる大手ビール会社の力を感じざるを得ません。
色んなお店で後何本か飲んでから結論を下したいとはおもうのですが、500円近い小売り価格でこういったバクチっぽいことをするのであれば、ちゃんと管理されたタップの置いてあるお店で飲むほうが、値段も変わらずに美味しく飲めて最高だよな……などと考えてしまう次第でありました。
常陸野ネストに限った話ではありませんが、クラフトビールは店頭のボトルで飲んだだけで評価を決めてしまってはいけないんだなぁと、改めて難しさを再確認した感じですね。
しかし、たまにはちゃんとビアバーで飲んだ写真をあげたいとiPhoneで撮るわけですが、最終的に酔っぱらって帰るせいでどれがどれだかわからなくなるのは悩ましいところですね。